☆猫耳の提言
~これまでに掲載した主な猫耳だよりから
震災の影響か? 若い猫の不妊去勢手術が秋に増加
最近になって、区内の数カ所で、若い猫たちの不妊去勢手術の依頼が増えています。
一つの地域に十数頭の未手術の猫たちの姿が多く見られるようになったのです。
繁殖シーズンを迎える前に、急いで手術を行っています。
この若い猫たちは今年春に生まれた猫たちだと思われます。
例年であれば春の繁殖シーズンには手術の依頼が増えますが、
今年の3月は大震災が起き 非常事態となったため、あまり依頼がなかったのです。
震災の影響が、こんなところにも表れています。
皆様の地域にも、こうした猫たちがみられたら、早めに手術をお願いします。
(2011.10.23)
マンションからの苦情で地域猫がピンチ!
数日前、区内のマンションに住む女性から当HPに緊急のメールがありました。
「マンションの管理人さんが8年前から去勢して世話していた3匹の猫に対し、隣のマンションから住人の車に乗るなどの激しい苦情がきたため、こちらのマンション管理会社が猫の処分を業者に依頼してしまった。
猫を助けられませんか?」というものでした。
すぐに当メンバーとマンション管理会社、管理人さん、女性が話し合い、猫を助けるためには飼い猫にするしかないという結論に。とりあえず管理会 社は猫の処分を中止しました。
処分業者は、捕獲した猫たちをどこかに捨てるか、行政に処分を依頼するかでしょうが、捨てられたとしても猫は見知らぬ場所ではまず生活していけ ません。 とはいえ、8年来外で暮らしてきた猫を飼い猫とするのも、なかなか難しいことです。
猫たちにも自分の生まれた土地で生きる権利があるはずです。
地域猫との共生をもっと考えていきたいものです。
(2011.9.29)
猫のトイレ場所を変えさせるには・・
都内の方から質問がありました。
世話している地域猫がマンションの駐輪場でトイレをするのに困っており、トイレ場所を近くの公園など土のある場所に移動させる方法はないでしょうかとのこと。
地域猫のトイレは、世話する人間にとっても悩み多き問題です。
理想的には駐輪場に猫用トイレを設置することですが、そのマンションでは住民の理解が得られないようです。
従って、次なるベターな選択は、公園など土のあるところに排泄するようにしむけ、それを猫の世話人が片づけるというものになります。
方法は
①猫は基本的に食事の場の近くでは排泄しないので、駐輪場でえさやりする。
②猫が嫌う木酢液を排泄するポイントにまく。(しかし猫が来なくなる可能性も)
③トイレ場所の移動法は、トイレをさせたい場所(風下で人の迷惑にならない場所)で、土の上に砂をまき、そこへその猫のフンを置き、食後に猫を誘導し、排泄をうながす。
・・以上の方法が有効と思われます。
(2011.9.2)
渋谷保健所 捕獲器貸し出しスタート!
渋谷保健所が7月1日から、猫の捕獲用のケージの貸し出しをスタートしました。
早くも、6台の捕獲器が貸し出されています。反響の大きさに、捕獲器を寄贈し たわれわれも、保健所も驚くと同時に、区民の方のニーズが高かったの だと確
信しました。
われわれのような猫ボランティアが手術のために捕獲する捕獲器の多くは、猫 のTNR活動の盛んな米国・英国から輸入したものです。残念ながら国 内で製
造・販売しているものほとんどなく、そのため一般の方はなかなか購入すること ができません。
これを機会に、区民で猫を世話している方に少しでも多く利用していただき、 不幸な子猫が産まれないように不妊去勢手術をしていただければ幸いで す。
捕獲器の貸し出しの問い合わせは、保健所事業係へ。
代表3463-1211 (2011.7.26)
被災ペット救済とアナログ表示
東北など被災地各県に、動物救援本部が立ち上がっています。
緊急災害時動物救援本部のHPに、各連絡先が載っています。
それぞれ寄付も募っている ようです。
一ヶ月ほど前から原発20キロ圏内への一時帰宅が開始されたのと同時に、ペッ トの保護も行われています。 環境省によると、これまでに犬約90匹、猫約50匹が、20キロ圏内から飼い主や行政に保護されてきたそうです。(6/6現在)
ずいぶん多くのペットたちが生きて助けを待っていたんですね。
それにしても、災害時の備えとして、ペットの個体識別表示(ID)と、不妊去 勢手術は、大変重要だと認識を新たにしました。
市民団体「地球生物会議 ALIVE」によると、ペットの首輪などにつけてある名前・電話番号が、被災地でのペットの救出時に大変役立ったそうで す。
マイクロチップや鑑札よりも、一目で分かるアナログ表示がこういうときは強いのですね。 (2011.6.11)
渋谷区も近く捕獲器貸し出しスタート
ネットワーク捕獲器10台、区に寄贈!
3月24日、保健所と当ネットワークが、区民への捕獲器の貸し出しについ て、ミーティングを行いました。
当団体は捕獲器10台を保健所に寄贈。
その捕獲器を4月以降、地域猫の不妊去勢手術のため、保健所から区民に貸し出しを行うことになりました。
貸し出し料金は無料です。(手術費用、その他経費は必要になります)
外猫を動物病院に連れていくときは、やはり捕獲器を利用するのが一番確実です。
段ボールなどに入れて病院に連れていっても、猫が箱を破って逃げたりするの で、動物病院も捕獲器を歓迎します。
一度使い方を覚えれば簡単ですので、ぜひ多くの方々に使い方を覚えていただき たいと思います。 (2011.3.30)
人と動物の共生できる街づくり
2011年がスタートしました。
飼い主のいない猫の保護、地域猫活動の普及を渋谷区とともに本格的に行ってから7年目を迎えます。
幸い、みなさまの暖かいご支援のおかげで、ネットワークではこれまでに1800頭を超える不妊去勢手術を行いました。
またフェスティバルなどをはじめ、さまざまな機会に地域猫の啓発に努めてきました。
世間では、家族や地域のつながりが薄くなった孤立化が話題になりました。
しかし、地域猫など動物愛護が盛んな地域では、こうした人の孤立化も防げます。
人と動物の共生できる街づくり、今こそ、求められているのではないでしょうか。
(2011.1.4)
えさやりを始めたら早めに不妊去勢手術を!
このところ、渋谷区本町周辺、または、恵比寿周辺の不妊去勢手術依頼が多く なっています。
この2地域はどちらも一戸建ての住宅街が多い地域で、猫にとってみれば、環境がよく住みやすい場所のようです。 そのため手術依頼も、10匹以上など、多頭のケースが目立ちます。
「数匹の猫にえさをやっていたら、1、2年で10匹くらいに増えてしまっ て・・」と、あわてて依頼してくる方が多いのです。 猫は生後半年を過ぎると、年に2、3回出産し、あっという間に増えます。
増えてからは捕獲に時間がかかりますし、手術の経済的負担も大きくなりま す。
猫にえさやりを始めたら、早めに不妊去勢手術を行いましょう。 (2010.10.27)
山口先生が、環境大臣賞
20年来、低料金で犬猫の不妊去勢手術を行ってきた神奈川県大和市・山口獣 医科病院院長の山口武雄先生=写真=が、9月の動物愛護週間にちなみ、動物
愛護管理功労者として環境大臣に表彰されました。
山口先生は、多くの動物愛護ボランティアの願いに応え、飼い主のいない猫 に、1匹一律5000円で手術を行ってきました。
現在も毎年、約 6000匹 の犬猫の不妊去勢手術を手がけているそうです。当団体も、大変お世話になって きました。
山口先生の表彰は、先生の意志を継ぐ若手獣医師や、われわれボランティアに も大変励みになるものです。
おめでとうございました。 (2010.9.26)
猫とは何か、探る映画「ネコを探して」
フランス人監督によってつくられたドキュメンタリー映画「ネコを探して」 が、渋谷シアター・イメージフォーラムで上映中です。
この映画のテーマは、「猫とはいかなる存在か?」という、ちょっぴり哲学的な問い。一匹の黒猫が狂言回しのような役割を演じ、古今東西の猫の姿 を映し出していきます。
水俣病の犠牲になった猫たちや、イギリスの駅でネズミ捕りに働く誇り高き猫 たち、米国の高齢者施設で死にゆく人を見送る介護猫など、人間社会の片隅でいろいろな役割を担う猫たち・・。
観ての感想は、よくこんな映像があったものだと感心させられたり、なかなか感動的なシーンの多い映画でした。
猫とは、常にその時代の人間の姿を反映する存在であることを知る、貴重な映画です。 (2010.8.30)
地域猫の写真コンテスト どうぶつ基金
動物と人が幸せに共生できる社会づくりを目指している「どうぶつ基金」さんから、活動紹介の協力依頼を受けました。
基金では「いのちつないだワンニャン写真コンテスト」「みみ先カットTNR助成金」を実施しています。
とくに写真コンテストは、地域猫の愛らしい姿のコンテストです。7月末まで募集しているとのこと。これはと思う秘蔵の一枚があれば、応募してみてはいかがでしょうか?
もちろん、秘蔵写真でなくても大丈夫です。ネットから応募できるそうです。 ネットワーク関係者も、応募してみようかなあというメンバーもいます。
果たして、良い写真が撮れているでしょうか?
(2010.7.20)
写真の応募は締め切りましたが、インターネット投票を、8月31日まで行って います。
投票で上位になった作品を、落語家の桂三枝さん夫妻ら猫好き審査員が 審査します。
また、どうぶつ基金の理事長、佐上邦久さん夫妻も、自ら撮影してきた域猫の写 真集「みみ先カット猫のお話」を、出版しました。(ぶんか社、1260円)。
たくましく生きる地域猫たちのいい写真がたくさん載っています。ぜひ本屋さん で手にとってみてください。
ご興味をもたれた方は、どうぶつ基金のHPで確認してください。
(2010.8.9)
地域猫の健康調査・・・猫にとっての環境は?
東京都北区の中央動物専門学校の学生グループが、中野の地域猫のためのボラン ティア病院「moco動物病院」で、地域猫の健康調査を行っています。同病院に連れてこられる猫たちのノミ、寄生虫、さらに猫エイズなどの感染状況
を調べています。
こうした地域猫の健康調査はきわめて珍しく、これまでほとんどデータがありま せん。この研究は大変貴重な研究になることが予想されます。
ちなみに同校グループは、昨年、谷中霊園で地域猫のフン調査を行いましたが、 寄生虫はまったく発見されなかったそうです。
調査を指導した教員の佐伯英治獣医師は、「谷中霊園は周囲と隔絶されており、 近隣住民が以前から去勢やえさやりなどをして猫をよく世話・管理し、その結
果、猫の年齢層が高く、幼猫に多いコクシジウムなどの寄生虫が見られなかった のでは」と推察しています。
谷中霊園は以前から猫たちが幸せそうに暮らしている場所として知られていまし たが、環境がよいことが科学的調査によっても裏付けられたといえます。
(2010.7.6)
東京大学 村松伸研究室のシブヤ遺産への協力報告1

東大生産技術研究所の村松研究室から渋谷の遺産となる記録を残したい。
遺産として11の視点を挙げられ、そのなかに猫遺産として渋谷の地域猫、猫の記録を残したい。ついては、地域猫活動を行っているネットワークに、これまでの活動内容や不妊去勢手術のデータなどを協力して欲しい、とのご依頼を受けたのは、まだ寒い冬でした。
村松研究室の村松伸教授といえば、アジアの都市・建築・空間史、アジア近代建築および町並みの保存と再生が専門。都市論、町並み再生などの研究に役立てば、しかも渋谷の遺産として猫に焦点をあてられるとは、興味津々。研究室の方と幾度となく打ち合わせ、協力させていただきました。
その成果かが、この春、村松伸+東京大学生産技術研究所村松研究室「シブヤ遺産」(出版社バジリコ)として出版されました。
「シブヤ遺産」の狙いは次のようなものです。ぜひ、一度、読んでみてはいかがでしょうか。
:::::::::::::::::::::::::
渋谷に人が住み始めたのは、縄文時代。江戸時代は農村。明治に鉄道が開通して、一気に都市化が進む。東京オリンピックにバブル。
2008年に副都心線が開通。渋谷の町はこれからもどんどん変化を遂げていくだろう。 普段はなにげなく通過したり、遊んだりしている渋谷だが、目を凝らして見ると、歴史の記憶が町のあちこちに残り、地層のように積み重なっている。それは、川だったり、坂だったり、建物だったり、猫だったり、木々だったり、渋谷に暮らし、集まる人だったりする。
それらは、渋谷を拠点にする者にとっては、「世界遺産」にも匹敵する大切なもの。そんな「シブヤ遺産」を、JR渋谷駅を中心に、およそ1キロ圏内にわたって、徹底的に歩いて、探し観察してみた。
2010年の今も歴史の通過点ではあるけれど、時間と空間のひとつの定点観察として、「シブヤ遺産」を記録し、未来の渋谷について、都市の未来について考える。
(2010.6.17)
東京大学 村松伸研究室のシブヤ遺産への協力報告1
シブヤ遺産のなかには、シブヤ遺産を探しての章に、11の視点で研究室の研究生が渋谷を歩き、感じ、その歴史的背景を追った様子が記されています。
このなかで猫遺産として、渋谷の新たな視点を紹介されています。
猫が住民であるという視点で街を見返すと、人だけが住民でなく、猫、犬、鳥なども住民であり、人が譲る点もある、と指摘されています。
人と猫など動物との共生というネットワークの理念とも通じています。
研究生の方とお会いし、またその後も情報のやり取りを行い、どんな遺産になるのか、と思っていました。
猫を通じて街を見るという大切な視点こそが猫遺産ではないでしょうか。
ぜひ、また渋谷の街、お住まいの街を見渡し、地域猫がいれば、このことを思い出して欲しいものです。
213ページには渋谷区動物愛護推進ネットワークの名前も見えます。(2010.6.26)
東京大学 村松伸研究室のシブヤ遺産への協力報告3
シブヤ遺産への協力のなかでネットワークの統計データなどを活用したいとのことで、不妊去勢手術数や地域の事例の情報提供をしました。
村松研究室の担当のIさんも、ネットワークの活動に興味を示されていたことが思い出されます。
また、ネットワークの情報は「他の団体では考えられないほど充実している」と評価していただきました。
渋谷の地域猫マップとして村松研究室のIさんが、ネットワークのデータを基に、マップ化しました。本にも掲載されていますが、ネットワークにも提供していただきました。渋谷区の現状にマップを掲載しています。一度ご覧ください。
多少なりと研究のお役に立てたようで、一安心です。
しかも、成果として出版され、後世に残るとなると、喜ばしいことです。
ぜひ、またこのようなお役に立つ機会があれば、できる限りの協力をしたいと思っています。(2010.7.5)
空き缶ねこ顛末記 空き缶はずれる!
渋谷区幡ヶ谷で空き缶ねこの目撃が相次いだのはゴールデンウィークも終わった10日の週でした。
「空き缶をずっぽりと首までかぶせられた猫がいる」との話はたちまち多方面から情報が寄せられました。ホームページにも目撃情報が相次いぎ「猫が虐待されているのではないか?」「可哀想なので、何とか保護して欲しい」との声が寄せられました。
ネットワークでは、直ちに幡ヶ谷地区担当者やボランティアに連絡、空き缶ねこの保護に乗り出しました。
調査した結果、空き缶ねこは地域猫を世話する方が、えさやり中にねこが缶詰に首を突っ込みすぎて、抜けなくなったため、仕方なく缶の底を開けて、呼吸をできるように応急処置をしたことが判明しました。
とりあえず、虐待ではないことで一安心しました。
それでも事故とはいえ、ほうっては置けません。
しかし、週末も空き缶ねこを保護するまでいたりませんでした。各方面に保護の協力をお願いした結果、5月17日の週はじめに地元の方によって空き缶がはずされました。
はずしていただいた方にはあらためてお礼を申し上げます。
また、目撃情報などを下さった方々も、ありがとうございました。
猫も喜んでいることと思います。 (2010.5.20)
こうあるべき!ネコのえさやりと公園の看板

世田谷区・下北沢の公園で、猫へのえさやりに関する看板を見つけました。
その内容は、えさやりをするなら、器を片づけること、世話をする人は飼い猫と 同じように愛情と責任を持って 不妊去勢をし、排泄の始末をするように書かれていました。
そして、困ったこと があったら、世田谷保健所に相談するようにともありました。
「えさやり禁止」という言葉は一切なく、猫の世話のマナーを啓発する内容でした。 最近、わが渋谷区だけでなく、港区などでも、一部の公園に「猫へのえさやり禁
止」の看板が立てられています。
一部の猫嫌いの住民に対する“配慮”のようですが、マナーを守って地域猫の世話 をしている住民を無視しています。
確かに、公園にはマナー違反のえさやり人も来るかもしれませんが、「えさやり 禁止」と書いては、隠れてエサをやるだけで何の啓発にもなりません。
この下北沢の公園のような内容の看板にしていただくことを願います。
そう思いませんか!
(2010.4.24)
三寒四温と捕獲器貸し出し
三寒四温のこのごろ、もう春ですね。
春は猫にとっても大事な季節。またネットワークも忙しい時期です。ボランティア全員、地域猫活動のお手伝いやお問い合わせへの対応で、大忙しです。
これまでの手術の状況などは、後日、ご報告します。
また、先日、保健所で捕獲マニュアルと講習を行い、保健所主体で区民に捕獲器などを貸し出する方向で計画を進めています。
保健所内で貸し出しルールなどの詳細が詰まっていないとのことのようですが、 春にもなったので、迅速な対応が望まれるところです。
その際は、保健所、ネットワークにご 相談いただき、 住民の方が猫との共生に 向けて、よりよい解決を探っていただくようお願いいたします。
(2010.3.20)
本町町会で地域猫活動を紹介!
1月19日、渋谷区の本町連合町会の集まりに20分余り参加させていただき、渋谷 区と当ネットワークの地域猫活動についてご紹介し、協力をお願いいたしました。
渋谷区の北部に位置する本町は、地域が広く、昔ながらの住宅街も多くあり、飼 い主のいない猫もたくさんすんでいます。
当ネットワークが本町で地域猫のTNR(去勢手術)を行ったのは、実に41回。手術頭数は119匹にのぼります。今後もさらに活動が必要になると考えています。
町会の会合では、現在、飼い主のいない猫が問題になっている事例は特にないようでしたが、今後何かそういうことがあった際には、保健所やネットワークにご
相談いただき、 住民の方が猫との共生に向けて、よりよい解決を探っていただくようお願いいた しました。 (2010.1.2)
2010年もよろしくお願いします!
2010年がスタートしました。
今年も地域猫活動のご支援を、よろしくお願いします。
昨年は、経済、政治ともに激動の年でした。ここ渋谷でも、激動の波は少なからず影響したようです。しかし、ネットワークのボランティアはそんな嵐にも負けず、地道に活動を続けてまいりました。新たにネットワークに参加したいとのお問い合わせが多数寄せられ、メンバー一同、勇気づけられております。
新たな年は、渋谷区、保健所とともに、地域猫活動をさらに定着させる活動を行いたいと考えております。
また、東京の他区との連携もさらに深めると同時に、全国からお問い合わせが相次いでおりますので、何かお役に立てるような、さらなる情報発信を考えたいと思っています。
(2010.1.2)
中野に地域猫の不妊去勢専門病院!
ついに、東京都心に、地域猫のための不妊去勢の専門病院「mocoどうぶつ病 院」ができました。
飼い主のいない猫=地域猫の繁殖制限をし、殺処分される子猫を減らす目的のボ ランティア活動を支える、 不妊去勢手術に特化した病院です。
その趣旨から料金も低料金で、中野区内の地域猫は、手術助成金がないためオス 3000円、メス4000円。 地元ボランティア「南中野地域ねこの会」の活動をサポートしています。
他区の 猫も、条件により異なりますが、低めの料金で受け入れています。 こうした地域猫のための低料金の手術専門病院は、米国に始まり、日本では最近
関西にもできていました。 地域猫の手術に苦労してきたボランティアに朗報といえるでしょう。
現在、診療日は週2回(水曜・金曜)ですが、来年からは増える予定です。
中野区南台2-29-2-2F 電話 03・3383・2216
(2009.12.15)
猫も人も 気持ちよくボランティア!
早いもので、もう12月です。恒例の渋谷区ふるさとフェスティバルへの参加や、地域猫活動の打ち合わせなどで、あっという間でした。
フェスティバルでは、多くの方が地域猫活動に興味を持っていただき、さらにはホームページへのお問い合わせも、多数ありました。
また、ボランティアに参加したいとのお問い合わせもあり、うれしい限りです。
不妊虚勢手術などの地道な活動が身を結び始めたのだと実感しています。地道な活動をおろそかにしがちなボランティアもいます。しかし、それでは長続きしません。かといって、無理をするのも長続きしません。
猫と同じで、気持ちよくのびをするぐらいの気の持ち方が良いのではないか、と思います。
(2009.12.1)
これは必見! 地域猫活動もこれで分かる!
映画「犬と猫と人間と」
映画「犬と猫と人間と」、渋谷・ユーロスペースで公開中です。
ボランティアや自治体の動物救済の現場を取材したドキュメンタりー映画「犬 と猫と人間と」(配給・東風)が、10月10日から東京都渋谷区のユーロスペースで公開されています。
監督の飯田基晴さんは、一人の猫好きおばあさんから、「不幸な犬猫を減らす ための映画をつくってほしい」と依頼され、この映画を撮ることになりました。
ペットについてそれまでほとんど知らなかった監督が、日本で1日1000匹近くの犬猫が殺処分されていることを聞き、「なぜそんな状況になっているのか」という素朴な問いかけから制作を開始。四年をかけて完成されました。
千葉県の動物愛護センター、神奈川県の動物愛護協会、多摩川河川敷の捨て猫 ボランティア・・カメラはあちこちで命と向き合う人間の葛藤、優しさを映し出
し、人間の問題点を追及していきます。
子供から大人まで、ぜひ一緒に見てほしい映画です。 (2009.10.14)
「飼い主のいない猫」の手術助成制度のある区が増えています!・・ 渋谷区は?
杉並区の愛護団体「自然と動物を考える市民会議」が、東京都23区の犬猫の 不妊去勢手術費の助成制度を調査しました。
それによりますと、不妊去勢手術助成は、以前は飼い犬・飼い猫が主な対象で したが、最近は、「飼い主のいない猫」を中心にしている区が主流になっている
ことが分かりました。
いまや都内全域が地域猫活動に力を入れていることがその理由と考えられます。
助成制度がまったくないのは、江戸川区、葛飾区、中野区の3区だけですが、 中野区は制度の準備を進めているようです。
われらの渋谷区は現在、飼い猫の助成がメーンで、飼い主のいない猫について は、まだ条件が限定されています。他の区と比べてやや遅れているといわざるを
得ません。 (2009.9.23)
学生の意欲と地域猫!
先日、早稲田大学の学生新聞から,地域猫活動について取材を受けました。
東京では比較的、地域猫活動が広がっています。大学でも動物愛護や地域猫への関心が高いそうです。
地域猫としてのボランティア、行政のあり方なども問われ、こちらが答えに困るほど、熱心に質問していただきました。 渋谷のネットワークの取り組みや、千代田区など他の地域猫活動についての紹介、さらには活動するにあたっての問題点などをお話しました。
学生さんや若い世代が、地域猫や動物との共生について心に留めて活動していただくのはうれしいものです。
とかく、人と人とのつながりが希薄な時代といわれるこのごろ、意欲あふれる学生さんとのディスカッションは、楽しくもありました。
こうした新しい純粋な気持ちこそ、希望ですね。 (2009.9.1)
地域猫を通して近隣への目配り、安全な街づくりを!
暑い夏が過ぎようとしています。今年は天候不順な日が多く、人も、猫もある意味、体調管理が大変だった気がします。
ところでこの夏、とくに8月は区民の方から、10数件のTNRのご相談がありました。そのなかには、以前からご相談を受けている地域と隣接していた地域。さらには世話する猫、あるいは気になってネットワークのメンバーがチェックしている猫などと重なっているケースも数件ありました(富ヶ谷、恵比寿地域など)。
あらためて、区民の方々からの情報に感謝いたします。情報が多くなれば、その地域の猫の状態もつかみやすくなり、地域における世話・管理がしやすくなります。
猫たちを気にとめて心配している方は、となり近所に意外に多いものです。志を同じ くする方と知り合えば、もっと協力して地域猫活動を進めていけると思います。
また、近所で猫を虐待するような出来事を見聞きした場合も、保健所や警察に情報を伝えていただきたいと思います。
動物への虐待は、人への虐待や犯罪につながるケースが多いのです。 渋谷のような都会はなおさら、近所への目配りが安全なまちづくりにつながります。
(2009.8.24)
猫へのえさやり禁止看板」の是正を
渋谷区公園課へ申し入れ
7月14日、ネットワークは、区内の公園で地域猫活動を行う方々の要請をうけ、区内3公園の「えさやり禁止」看板を是正していただくよう、区公園課に申し入れをしました。
公園課は、地域猫活動についても理解していただき、わたしたちの要請した「猿楽古代住居跡公園」「鶯谷児童遊園」「景丘公園」の猫へのえさやり禁止看板の文言を、禁止しないものに変えてくれることになりました。
わたしたちは、かねてから各方面に、猫へのえさやりを禁止する看板ではなく、えさやりマナーと地域猫活動をうながす看板にしていただけるよう、お願いしてきました。
公園にすみついた飼い主のいない猫を、「地域猫」として不妊去勢し、きちんと世話管理している住民がいることを、近隣の住民の方もぜひ理解していただきたいと思います。
また、猫が好きな人でも、えさなどを放置し、公園の美化をさまたげることのないように、お願いいたします。
今回の件では、地域猫活動の情報をいただいた方、ならびに渋谷区公園課など関係部署の方々のご協力に、改めて感謝いたします。
(2009.7.15)
動物の遺棄・虐待は犯罪! 環境省
環境省が、「動物の遺棄・虐待は犯罪」であることを強く訴えるポスターを 作り、全国の自治体に9万枚配布しました。
「動物愛護法」では、犬や猫などの愛護動物をみだりに殺したり、虐待したら 1年以下の懲役または100万円以下の罰金、また、捨てた場合は50万円以下
の罰金と定められています。
しかしこの法律は世間にあまり浸透していないようです。
このインパクトのあるポスターで、市民の意識が高まり、捨て犬・捨て猫、動 物いじめを減らせるように願います。
みなさんも、捨て犬・捨て猫、動物いじめを見たら、すぐに警察・保健所に連 絡しましょう。
(2009.3.22)
猫の殺処分、減少へ! 地球生物会議調査「
市民団体「地球生物会議(アライブ)」さんの最新調査結果によると、自治体 による猫の殺処分数が初めて大きく減少したそうです。 アライブさんは毎年「全国動物行政アンケート」を行っており、今月、
2007年度の最新集計をまとめました。犬猫の殺処分数は06年度より約4万 匹減少し、31万匹(310457匹)。うち、犬は約10万匹、猫は21万匹。
犬のほうは毎年着実に殺処分が減ってきていましたが、猫が昨年調査まではほ ぼ横ばいで減りませんでした。それが今回初めて、約2万6千匹も減少したとい
うことです。 飼い主不明でセンターへ収容される子猫は減らないものの、飼い主自身が持ち 込む子猫が減ったそうです。おそらく、飼い猫の不妊去勢がすすんでいるので
しょう。来年は、飼い主不明の子猫の収容も減ることを願いたいです。
この調査の詳細をまとめた冊子には、ほかにもいろいろなデータが詳しくのっ ており、600円で配布しています。 (2009.2.16)
TNVR・・・手術するときにはワクチンも!
先日、米国・カリフォルニア州でノラ猫の不妊去勢手術をしている団体の記事を 猫の雑誌で読みました。
ノラ猫を捕まえて手術して放す「TNR」活動を、米国では強力に推し進めてき ましたが、最近では「TNVR」、つまりワクチン接種 (Vaccination)も手術の際にするのが一般的になってきているよう
です。
実は私たちも、冬季のTNRにおいては、手術に加えて3種混合ワクチンを接種 することをなるべく行っています。冬は外の猫たちは猫カゼにかかりやすくなる
ので、それを防ぐためのワクチンです。接種できる機会は手術で捕獲したときの 一度だけですが、それでも外の猫たちの健康にとても効果的だといわれています。
このところ冷え込む日が多くなっています。地域猫たちに暖かい猫ハウスをつ くってあげたいものです。
(2008.12.29)
動物の遺棄は愛護法違反 最終 子猫発見
このコーナーで捜索を呼びかけていた遺棄された猫が、本日12月13日、代々木1丁目の商店街付近にて無事に保護できました。
代々木公園西門に置き去りにされてから実に2カ月。公園内には見つからなかったので、周辺の街を約20日間捜索しました。 代々木一丁目で地域猫を世話している方から、最近よく似た猫が現れるとの情報を昨日得て待っていたところ、その猫が現れました。
模様も大きさも性格も手術済みの耳カットも同じで、探していた猫だと確認できました。 情報をくださった方々、ごはんをあげて見守ってくださった地域の方々に心から感謝致します。ありがとうございました。
(2008.12.14)
動物の遺棄は愛護法違反 その後
先々週にお伝えした、代々木公園に捨てられた地域猫が、公園内はほぼ捜索しま したがまだ見つかっていません。
10月末に公園西門に捨てられたとのことなので、付近の富ヶ谷一丁目や代々木 五丁目あたりにいるかも知れません。
茶トラで1歳メス、耳カット印があり、ひとなつこい性格です。
*なお、この地域猫を遺棄した区民は、代々木警察の厳重注意を受けました。
猫を遺棄することが犯罪だということをよく理解してくれたようです。 (2008.11.26)
動物の遺棄は愛護法違反
区内の商店街のお店のご主人が、家の周りにいる地域猫一匹をつかまえて、何 キロも離れた代々木公園に捨ててくるという事件がありました。
その商店街で地域猫の面倒を見ている数人から今日、ネットワークに相談があ りました。
動物の遺棄は、愛護法違反で50万円以下の罰金が適用されます。
今日も、都内でカメが某店の前に置かれていたのを「愛護法違反」で警察が捜 査しているというニュースがテレビから流れていましたし、先月は八王子で、チ
ワワ犬が17匹も捨てられて愛護法違反で警察が動いていることを新聞各紙が大 きく報道しています。
しかし、この商店街のご主人は、「猫を捨てていけないなんて知らなかった」 と。実際、そうだったのでしょう。 とはいえ、この地域猫は商店街のグループが不妊手術して耳印もつけ、住民が
世話をしていたことは知っていたはずです。
知らない場所に置きざりにされた猫は、他の猫に追いやられたりしてさまよっ ているかもしれません。明日からネットワークのメンバーも参加して子猫の捜索
を始めます。
動物の遺棄は犯罪だということを広く知ってもらうため、警察の協 力でポスターの設置などを考えています。
(2008.11.26)
荒川区「えさやり禁止条例」を検討
20日のいくつかの朝刊に、荒川区が「野良猫やカラスなどの動物へのえさやり禁止条例」案を区議会に提出するとの報道が載りました。
一部の住民のカラスのえさやりなどに近隣から苦情が相次ぎ、こういう条例が考え出されたようです。迷惑住民には罰則もつけるとしています。区は「地域猫など、住民が管理している猫には適用しない」としていますが、野良猫と地域猫を区別するのは難しい場合もあります。
数年前、杉並区でも、野良猫へのえさやり禁止条例をつくる動きがありましたが、区民の反対で見送られています。荒川区は、これから条例の意見募集に入りますが、曲折が予想されるでしょう。
この条例では「飼っていない動物」をひとくくりにしているようですが、野良猫はカラスや野鳥のような野生生物とは違い、古来から人間とともに生活をしてきたパートナー的な動物であり、愛護動物であるということを忘れているように思えます。(2008.9.23)
「子猫はまず検便!」
今年の春は、これまでになく多くの子猫を保護し、里親に出すことになりました。
外で生まれた子猫を保護したときに、すべきことはたくさんあります。その一つが、動物病院での身体検査と、ノミ取り、駆虫、検便です。
今回、子猫たちのおなかの健康状態が比較的よいので、検便をするタイミングが遅れていました。しかし、後の検査で、二組のきょうだい子猫たちがコクシジウムという寄生虫に感染していたことが分かりました。
コクシジウムは一般の回虫と違い、とてもしつこい寄生虫で、一度検便でマイナスが出ても、再検査をするよう獣医師は勧めています。他の子猫にも感染しやすいので、居場所やトイレなども別々にしなければなりません。
幸い、保護した子猫たちは下痢などの症状が出てくる前でしたので、投薬でほぼ寄生虫を退治できました。もし発症していたら衰弱して大変なことになっていたでしょう。
子猫を保護した時は、たとえきょうだい同士でも一匹一匹検便し、大丈夫だったら一緒にすることがやはり大切だと勉強しました。(2008.8.4)
渋谷川土手に落ちた猫を救え!
6月13日夜 恵比寿在住の区民から、「渋谷川の護岸堤防の内側に猫がおり、 自力では上ってこられずにいるので保護できないか」という相談がありました。
付近の住民は心配して猫を見に行ったり、えさを投げ入れたりしているそうです。
そこでネットワークは翌日、渋谷消防署恵比寿出張所に協力を依頼、土手に猫 の捕獲器を設置。1時間後に猫は捕獲器に入り、保護することができました。
しかし数日後もまた別の猫が1匹、土手にいるのを地元の人が発見。以後、毎週のように猫がいるのが確認され、救出用の捕獲カゴを設置しています。
実はこの土手には数年前から、猫が落ちているとの通報が消防や区役所に寄せ られていたそうです。区公園課は、落ちた猫が上がってこられるよう、26日にハ
シゴを設置しました。
なぜ猫がこんな水も食べ物もない場所に落ちてしまうの か、いまも状況をさぐっています。
(2008/6/30)
「公園には地域猫もいます」
初めて公園に地域猫の保護の掲示ができるまで

先日、区内の女性から保健所に、「公園で猫に襲われた」という電話があり、 地域猫で心当たりはないかとネットワークに問い合わせがありました。 しかし、猫が人を「襲う」ということは、まず考えられません。現場である千
駄ケ谷の小さな公園に行ってみると、人なつこい三毛猫が人々にかわいがられていました。子猫を三匹産んで育てているそうです。 地域の人々に話を聞くと、公園に来て大型犬を放して遊ばせていた女性が、三
毛猫にひっかかれたとのこと。ほかにも一人、犬連れの女性がその猫にひっかかれたそうです。
三毛猫は子育て中で警戒心が強くなっていたのかも知れませんが、犬を放したことにも原因があるのかも知れません。

公園課に相談し、注意書きを掲示しました。 「公園には子どもや地域猫がいます。犬を放すと事故につながるおそれもある ので、放さないでください。犬の運動には近くの代々木公園のドッグランをご利
用ください」といった内容で、公園の掲示としては初めて、地域猫という言葉を 盛り込みました。 三毛猫は近所の方々が不妊手術を行い、子猫は里親のもとへ引き取られまし
た。これからは子育てのストレスがなくなり、ますます地域の人々にかわいがら れる猫になってほしいと思います。 (2008/5/12)
「えさやり」が猫を増やすのではありません
「猫にえさをやると増えるから、やらないでほしい」
地域猫活動をしていると、よくこういう苦情を訴える人に出会います。「えさ をやると猫が集まり、糞尿で汚されたり、子猫が産まれたりしてまた増える」と
考えているようです。
しかし、「えさやり禁止」の張り紙をしたりしても、そう簡単にえさやり人は いなくなりません。野良猫を見つけると、必ず人目を避けてえさをやる人が現れ
るものです。
猫の数を減らすのは、不妊去勢手術です。手術を進めるためには、地域猫とし て地域の有志が猫を管理し、堂々とえさやりをすることです。 猫が町の人にしっかり管理されている地域には、外からえさやり人が入ってき
にくくなります。そうすれば外から別の猫が入ってくることもなくなるので、そ れ以上猫が増えることはありません。
地域猫としての「えさやり」は、猫を増やすのではなく、むしろ減らすことに なることを理解していただき、地域猫活動を進めてほしいと思います。(2008.4.29)
「オス猫に手術を」
春は猫の発情期です。最近の外猫は地域猫活動により不妊去勢が進んで いますので、手術されていないオスは数少ない恋の相手を求め、あちこち歩き回
る姿が例年以上に見られます。
ふだんメスだけが生活しているところは比較的平和で静かです。しかし手術し ていないメスがいると、発情期に多くのオスが集まってきてケンカをしたり、普
段は渡らないような交通量の多い道路を渡ってメスのところにいったりします。 今の時期、交通事故に遇う猫はほとんどがオスでしょう。 猫の不妊手術は、子猫を産むメスのほうを優先してしまいがちですが、本能ゆ
えにさまよい歩かなければならないオスもつらいのです。なるべく一緒に手術し てやるべきでしょう。
オスは用心深いタイプも多いので捕獲に手間取ることもありますが、手術はメ スより簡単に低額でできます。気になる外猫に手術したい方は、ぜひ保健所にお
問い合わせください。(2008.3.28)
「あなたにできる愛護活動を」
先週、区内在住の女性から、当ボランティア活動への参加の申し出があり、あ りがたく、今後できる範囲でご協力いただくことになりました。 当ネットワークは、区民有志中心に集まったグループで、ほとんどが女性で
す。みな家族の世話や介護、あるいは仕事を持っており、ボランティア活動のた めの時間をなかなかつくれないメンバーも多いです。
少しでも自分にできることがあれば手伝いたい、という気持ちで参加している 方も多くいらっしゃいますので、遠慮なく申し出ていただきたいと思います。
ネットワークの実質的な活動としては、地域の猫を一時保護して病院へ運び、 手術をし、リリースするという、いわゆる「TNR」がメーンですが、同時に大
切なのが区民へ地域猫の理解を深めてもらうという啓発活動です。ご近所へ会報 を配布したり、猫にえさをやっている人や、飼い猫を放し飼いにしている人に区
の助成で不妊去勢することを薦めるなど、草の根的な活動はいろいろあります。
でもそれ以前に、私たちの街に偶然生まれた小さな動物の命を温かく見守ること、それだけでも立派な愛護活動だと思います。(2008.3.3)
「不妊去勢頭数、1000頭を超えました!」
当ネットワークが渋谷区の助成を受けて手術した頭数が、今週、1000頭を 超えました。
1000頭という数字は、3年半前にネットワークが誕生したときの目標でし た。お隣の千代田区さんも、地域猫活動を開始して5年未満で1000頭の手術
を終えたという実績があるそうです。渋谷区もそれに追いつき、不幸な子猫を減 らそうとがんばってきました。そして予定よりも早く、目標を達成することがで
きました。
ともに地域猫活動をしていただいた渋谷区民のみなさま、ありがとうございま した。(2007.9.25)
「大規模開発と地域猫」
渋谷区内では最近、大規模な施設の改築、移転が増えています。病院や官公庁 関連施設、駅前の商業ビルなどです。工事が始まると、そこにすみついていた猫
たちが居場所を失い、いっきに周囲に出ていきます。その結果、周りの人々から 「猫が増えて困る」といった苦情が寄せられることが多々あります。
こうした施設の敷地で猫たちの世話をしている人々には、将来の移転を考え て、猫の不妊去勢をし、後継の世話人を決めておいてほしいのです。ひとりで永
久に猫の世話を続けることはできません。そのために、地域猫とすることが大切 なのです。(2007.8.25)